人生には三つの坂がある。 「上り坂」、「下り坂」と「まさか」という坂がある。
上り坂は調子がよいからどんどん進める。下り坂は気分が落ちるが、まあなんとか頑張れる。
でも「まさか」という時に人間の本性が垣間みれる。この時にどの様な行動がとれるか、がその人間が持っている全てを表す。
飛行機がハイジャックされたとき。おかしくなったやつが包丁を道路で振り回しているとき。そして大地震が起きたとき。そのときに腹/肝を据えて自分の魂をむき出しにして、人のために行い動かせる事ができるか。ガキの頃から、武道ではその「まさか」の時の腹/肝の使い方を教えられた。それができなければ、どんなに強くても武道家失格だ、と。
私は別にいい人間ではないが、この「まさか」の時に動ける人間にならなければと思って生きてきた。
被災者の方で、自分の命をなげ打って、人の事だけを考え真っ先に行動した人がいる事をテレビは報道している。この事実を、どうとらえるべきか。小さい子供がいるわけでもないのに、トイレットペーパーやら水やら牛乳を買い占めると都内の馬鹿どもはどう思うのか。
感動して涙を流すだけじゃ始まらない。感動は、感じて動く、と書く。自分どう感じてどう動いたか。その反応こそが人間の価値そのものではなかろうか。
ビジネスでも一緒だ。有事を言い訳に、仕事をしてないやつが多すぎる。今こそ社会に仕える、という気概を持て。物事が止まっているのであればてめえで動かせ。何かのせいにした時点でプロフェッショナルビジネスマンとして終わっている。
久しぶりのブログ。ちょっと偉そうに書きました。自戒を込めて。